【住宅価格高騰のための対策1】注文住宅の建築費の節約法
住宅価格の高騰時代を
賢く乗り切る方法
最近、住宅資材の高騰で、
新築住宅や注文住宅の価格が
上がり続けているんだって。
そうなのー?!
でも、間取りとかデザインとか、
家づくりにはこだわりたーい!
住宅価格の高騰時代
注文住宅は今後どうなる?
注文住宅とは、建てる人の好みやライフスタイルに合わせて建てる、オーダーメイドの家。
間取りや建具のレイアウト、壁の色、収納、水回りなどの設備や機器まで、自分の希望通りの家にできるのが最大の特徴であり魅力です。
とはいうものの、最近の住宅事情では、世界的な木材価格の高騰や、物資の値上がりに伴う住宅資材や機器、人件費の上昇などにより、住宅価格は値上がり続けているのが現状。新築住宅はなかなか手が出ないという印象が強いのではないでしょうか。
そこで今回は、注文住宅を新築するメリットと、「こんな時代だからこそ考えたい」建築費用やランニングコストを少しでも節約する家づくりについてお伝えします。
建築費が上がり続けている理由
新築物件の価格に大きな影響を与えている建築資材の高騰は、なぜ起こっているのでしょうか。
■ 建築資材の高騰の主な理由
- 木材価格の高騰(ウッドショック)
- 鉄の価格高騰(アイアンショック)
- ガソリン代の高騰
- コンテナ不足による料金の上昇
- 円安による輸入価格の高騰
- ロシア・ウクライナ情勢に伴う経済制裁
- 物流・建築業界の人手不足と人件費の上昇
<建設物価 建築費指数(住宅標準指数/東京)>
建築資材の価格は、さまざまな要因が複雑に絡み合って起こっています。
特に、新型コロナウィルス禍の影響は大きく、世界的な資材不足・高騰が問題となりました。今後も、建築業界の人手不足、物流問題に伴う人件費の上昇などは続くとされ、世界的な情勢の不安定さもあり、建築資材の高騰は続くと考えられています。
そんな状況の中でも「理想通りの家を建てたい」という方は、少しでも費用を抑えるための対策を早めに考えておくことが大切です。
「やっぱり建てたい!」
注文住宅の5つのメリット
家の外観のデザインはもちろん、使用する素材や、間取りなど、構造から設計することができるため、自由度が高く、自分の希望通りの家を作ることができる注文住宅。
建築費が高額になりがちではありますが、こだわりのマイホームを手に入れたいと考える人にはやはり魅力的ですね。
■ 注文住宅を選ぶ5つのメリット
- 理想の住空間を実現できる
- 土地の有効活用ができる
- 資産価値を長期的に守れる
- 安心・安全な住まいを実現できる
- 家づくりを楽しめる
1. 理想の住空間を実現できる
- 自分や家族のライフスタイルや好みに合わせて間取りを決められる。
- 家の外観や内装まで、こだわりや個性を反映したデザインを選択できる。
- 省エネ性能や快適性に優れた設備を自分で選んで取り入れることができる。
2. 土地の有効活用ができる
- 規格住宅や建売住宅では対応できないような、変形地や傾斜地でも、土地にフィットした家づくりができる。
- 土地の形状や周辺環境に合わせて、日当たりや風通しの良い間取りを設計できる。
3. 資産価値を長期的に守れる
- 高耐久性・高耐震性の材料や工法を採用した、高品質な住宅を建てることで、土地の資産価値を向上させることができる。
- 将来のメンテナンスを考慮した設計にすることで、ランニングコストを抑えることができる。
4. 安心・安全な住まいを実現できる
- 地震や火災などの災害に備えた、耐震性・耐火性の高い構造を選んで採用できる。
- 高齢者や障がい者でも使いやすい、ユニバーサルデザインを取り入れた設計ができる。
5. 家づくりを楽しめる
- 間取りやデザインを決める過程から、完成までの様子を記録しておくことで、思い出に残る家づくりとなる。
- 自分だけのこだわりや個性を詰め込んだ、世界に一つだけのマイホームを手に入れることができる。
新築・注文住宅で
費用を抑える7つのポイント
物価の上昇は止まらず、住宅価格の高騰も続く…こんな時代だからこそ、少しでもお得に理想の家を手に入れたいですよね。
建築費用や入居後のコストを少しでも抑えて節約する方法について、7つのポイントにまとめました。
■ 新築・注文住宅の節約7つのポイント
- ポイント1 土地の安い郊外や地方に建てる
- ポイント2 施工会社選びを入念に行う
- ポイント3 シンプルな間取りにする
- ポイント4 建具や資材に規格品を採用する
- ポイント5 省エネ性能の高い設備を取り入れる
- ポイント6 ZEH住宅や自然エネルギーの活用をする
- ポイント7 各種補助金を活用したり税金の優遇措置を活用
ポイント1 土地の安い郊外や地方に建てる
新築住宅を建てる際の費用で、大きな負担となるのが、土地代です。
土地から購入する場合は、そこで予算を多く使ってしまうと、家自体に予算がかけられなくなってしまい、本末転倒となってしまいます。
そのため、地価の安い都市部郊外や、地方への移住も選択肢に入れる人も少なくありません。
もちろん居住地の選択には、自分たちの未来も含めた理想のライフスタイルをよく考え、何に重点をおくかをはっきりさせた上で、地価が安い郊外や地方に家を建てるということを考えることが大切です。
ポイント2 建てる場所、施工会社選びを入念に行う
見積りの段階から、坪単価だけでなくトータルコストで比較しましょう。
「基礎工事費」「地盤調査費」「基礎工事本体費用」「地盤改良費用」「付帯工事費」「諸費用」「オプション費用」などは最初の見積もりには明示されていないこともあり、坪単価だけではトータルコストを判断できないこともあります。支払い総額で各社を比較するとともに、それらをしっかり明示してくれる施工会社なら安心感もあります。
特に、土地勘のない場所に新しく土地を購入して建てる場合は、その場所や土地に詳しい業者を選ぶとさらに安心です。
ポイント3 シンプルな間取りにする
床面積を大きくし過ぎずシンプルな構造にすることが、建築費用を抑えるポイントです。普段使わないような和室や客間を思い切って無くしたり、廊下をなるべく短くするなど、無駄なスペースはできるだけ縮小します。また、間取りをシンプルにすることは使い勝手や家事導線の効率化にもつながり、暮らしやすさもアップします。
また、吹き抜けや回遊動線を減らすことで断熱性能を上げ、ランニングコストを下げることも可能になります。
ポイント4 建具や資材に規格品を採用する
キッチンや浴室などの設備は、メーカーの規格品を選ぶことでコストを抑えることができます。
また「規格住宅」を取り扱っている業者を選ぶことも節約ポイントです。
あらかじめ用意された設計デザイン・設備の中から選んで建てる「規格住宅」は、比較的建築費を抑えられるプランになっています。部分的に自分好みの壁紙や設備を選ぶことが可能な、セミオーダー型の場合もあります。
ポイント5 省エネ性能の高い資材や設備を取り入れる
家全体の断熱性を高めることは、冷暖房の消費を抑え、電気代の節約に繋がります。家全体の間取りはもちろん、断熱材の質や設置場所も地域の環境に合わせて考えましょう。
また、窓や玄関などの開口部の性能は、断熱性能に大きな影響を与えます。窓の大きさや材質、間取りを検討することはとても重要です。
省エネ性能の高い設備の導入には、補助金・助成金を活用できる可能性があります。
ポイント6 ZEH住宅、自然エネルギーの活用をする
ZEH住宅(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス=「エネルギー収支がゼロの家」)は、光熱費やランニングコストを大幅に削減できる家です。
例えば太陽光や風などの自然エネルギーを活用した発電設備で光熱費を抑えたり、高効率なエアコンや給湯器などの設備を選ぶことで、ランニングコストを下げることが可能になります。
また、雨水タンクを設置し、雨水をトイレや洗濯に使用することで、水道代を節約することもできます。
高い省エネ性能の家は、住宅補助金を活用できる可能性があります。
ポイント7 新築のための補助金や税金の優遇措置の活用
新築住宅を取得しようと思ったら、まずは利用できる補助金がないかを確認しましょう。子供のいるファミリーや若者夫婦世帯向けの国の補助金や、地方では移住者のための補助金を用意しているところもあります。
また、住宅ローンを活用した新築の場合は税金の優遇措置があるので、住宅ローン減税の申請を忘れずに。
補助金の申請は、建築着工の前にしなけれなならないことが多いため、最初から建築業者に相談することが基本。マイホームを考えたら、まずは申請・受け取りまでトータルに対応してくれる業者に相談しましょう。
住宅価格の高騰時代を
賢く乗り切る方法 まとめ
<新築注文住宅の節約7つのポイント>
ポイント1 土地の安い郊外や地方に建てる
ポイント2 施工会社選びを入念に行う
ポイント3 シンプルな間取りにする
ポイント4 規格品を採用する
ポイント5 省エネ性能の高い設備を取り入れる
ポイント6 ZEH住宅や自然エネルギーの活用をする
ポイント7 各種補助金を活用したり税金の優遇措置を活用
様々な要因から、今後も建築資材の高騰は続くと考えられています。また、住宅ローンの支払い総額に大きな影響を及ぼす、金利の上昇も実施され始めています。
マイホームを考えている方は、国の補助金の情報も集めながら、できるだけ早めに計画を進めることをおすすめします。
そして「理想通りの家を建てたい」という方は、少しでも費用を抑えるための7つの対策をぜひ参考にしてくださいね。
まずは、専門知識を持つスタッフのいる業者に相談してみる、ということから始めましょう。
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