どう選ぶ?[設計事務所][ハウスメーカー][地元の工務店]
「設計事務所」「ハウスメーカー」「地元の工務店」
の違いと特徴を徹底調査!
「家づくりをどこに頼もう」となったとき、まず思い浮かべるのが「設計事務所」「ハウスメーカー」「地元の工務店」の3つではないでしょうか。
この3者にはそれぞれ特徴があり、どのような家づくりをしたいかで正解が変わります。
後悔しない家づくりをするために、「設計事務所」「ハウスメーカー」「地元の工務店」の3つの特徴について知っておきましょう。
やっぱ大工さんに頼むの?
いろんなタイプの会社があるんだけど…
おしゃれなアイランドキッチンと、吹き抜けと暖炉のあるリビングとー
星が眺められるロフトとー、広ーいウッドデッキとー、
あとねぇ〜…
ミコちゃんのわがままを叶えてくれるところかぁ〜…
「設計事務所」「ハウスメーカー」「地元の工務店」
のメリット・デメリット
設計事務所の特徴
「設計事務所」とは、家の設計や管理を行う建築家が在籍しており、「建築士事務所」の登録を済ませている建築設計事務所を指します。
設計事務所、という名称から何となくわかるとおり、大手ハウスメーカーや工務店に比べて、住宅の設計に特化しているのが特徴です。施主と密なコミュニケーションを取り、家の見た目はもちろん使い勝手や機能性、ドアノブや家具の取っ手にいたる細かい部分まで、依頼主の希望を実現します。
工事に関しては外部の工務店や大工に依頼をするのが一般的です。
設計事務所のメリット
設計事務所のメリットは、何といってもこだわりの家を建てられること! 大手ハウスメーカーの規格化された住宅とは違い、細かい部分までプランニングが可能です。
また土地の選択肢が広いのも、設計事務所の良い点です。ハウスメーカー・工務店では「家を建てるには条件が不十分」と思われる土地でも、持ち前の知識や経験を使い、希望する土地での建築をかなえてくれるケースがあります。
設計事務所のデメリット
一方で、デメリットとして工期が長いことが挙げられます。細かい部分まで打ち合わせを繰り返すため、完成までの期間はハウスメーカー・工務店よりも2~3か月ほど長くなることが多いです。
また、それだけ工期をかけても、その地の気候や環境に合っていなかったり、建築士が不得意なジャンルでの設計だったりすれば、見た目がよくても使い勝手の悪い家になってしまう可能性もゼロではありません。
加えて費用面でも要注意。設計事務所でできるのは設計と工事の管理までです。建てるのは建築会社に依頼をするため、さまざまな会社が家作りに関わることに。そうなれば人件費もかさみ、トータルの費用が高くつくことも考えられます。
地元でも信頼でき、自分たちの希望に合った相性の良い設計事務所を選ばないと、時間とお金をかけたにもかかわらず、家づくりに後悔が残ってしまうことにもなりかねません。事前の下調べをていねいに行う必要があります。
「設計事務所への依頼」はこんな人におすすめ!
設計事務所は、時間と費用を気にせず、家づくりに強くこだわりたい人におすすめです。さまざまな条件を照らし合わせて、希望する家を建てられる設計事務所をじっくり探しましょう。
ハウスメーカーの特徴
ハウスメーカーは、規格化された住宅を販売するのが一般的です。施主はカタログの中から希望する家を選び、ハウスメーカーの向上で部品の加工を行います。その後現地で組み立てを行う流れです。
販売から完成までが画一化されているため、スムーズな家づくりが叶います。
ハウスメーカーのメリット
ハウスメーカーのおもなメリットは、工期が早く、営業拠点が広いことなどが挙げられます。
規格化されている家づくりなため、工務店やハウスメーカーよりも完成までの流れがスピーディーです。これは仮住宅の住まいの費用を抑えたい人にとって、うれしいポイントと言えるでしょう。また、全国展開のハウスメーカーは事業規模も大きいため、依頼先を見つけるのに多くの時間をかけずにすみます。
ハウスメーカーのデメリット
一方で、ハウスメーカーには家づくりの自由が利かない点、土地勘に不安が残る点などが挙げられます。
規格化された住宅を販売するという性質上、家の細かい部分まで希望を叶えるのは難しいです。カタログの住宅にプラスアルファでオプションをつけて「セミオーダー」タイプでの家づくりも可能ですが、費用が割高になります。
家づくりを柔軟に行えない、ということは土地に合った家づくりもできない、ということ。全国規模の展開をしているハウスメーカーの場合、担当者がその土地出身者でないことも充分にあり、「住んでみたら思い描いていた暮らしと違った」となる可能性もあります。
「ハウスメーカーへの依頼」はこんな人におすすめ!
ハウスメーカーは家の細部までこだわりは持たず、工期に時間をかけたくない人・大手の安心感を得たい人におすすめです。まずは住まいのエリアに対応できる住宅メーカーを探し、その中で思い描く家に近い規格住宅を持った会社を、ピックアップしてみてください。
工務店の特徴
工務店というと、「昔ながらの大工が家づくりをすべて1人でやるところ」というイメージを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
そういった昔ながらの工務店もありますが、現在では専属の設計しやアドバイザーがいたり、一般の住宅以外の大規模な建築を行ったりと、「職人がすべてをやる」というイメージとは違う、効率的な機能を持った工務店も多くあります。
設計事務所のように注文住宅の設計も行い、ハウスメーカーではできない規格外の工事も自社で行え、さらに工期も費用も抑えられる企画型住宅なども扱っているところもあります。
つまり、工務店は設計事務所とハウスメーカーの良いとこどり、と言えるかもしれません。
工務店のメリット
工務店の大きなメリットとしては、とにかく「土地勘」に優れている、という点です。
工務店は地域密着型が多く、規模の大きな会社でもコツコツと地元での経験を積み重ねてきた歴史があります。その土地の気候や環境を把握しているため、家づくりにデザイン性や機能性だけでなく「その土地に合った、長く快適に暮らせる家づくり」が叶うでしょう。
また、アフターメンテナンスの対応も素早く、フットワークの軽さも魅力です。ハウスメーカーほど広告費・営業費をかけていないことや、設計事務所のように工事を外部に依頼することもないため、費用も良心的。こだわりの家を価格を抑えて建てたい方に、おすすめです。
工務店のデメリット
工務店の目立つデメリットをあげるならば、ハウスメーカーよりも対応エリアが狭まる、という点が該当します。地元密着型、というスタイルが工務店の特徴なため、広い地域での対応はできない場合がほとんどです。
その他の弱点がゼロというわけではありませんが、価格・工期・デザイン性すべてにおいて、設計事務所とハウスメーカーと比較しても際立って劣る点は少ないと考えられます。両者の中間、バランスの良い存在と言えるでしょう。
「工務店への依頼」はこんな人におすすめ!
工務店は、ハウスメーカーよりもこだわった家を求め、なおかつ設計事務所よりも費用を抑えて地域の環境に合った家づくりをしたい、と願う人に最適です。
地域の情報に長けている、というのは後悔をしない家づくりにおいてとても重要なもの。こだわりの家で快適な暮らしを何年・何十年と安心して続けたいと考えるのであれば、地域で信頼のおける工務店を探してみることををおすすめします。
まとめ
設計事務所・ハウスメーカー・工務店にはそれぞれ特徴があります。どのような家を建て、将来的なことも考え、どんな暮らしをしていきたいのかを重視して、自分に合った会社を選ぶことが大切です。
自分がずっと住む家だから、納得できる家にしないとね。
よーし、じゃあどんな家がいいか
もっといっぱい考えちゃおっと!
いつまで賃貸住宅の家賃を払い続けますか?
長い目で見てコスパのいい
自由に自分たちらしい暮らし方のできる
マイホームを手にいれませんか?