【地方移住×ログハウス】ログハウスの特徴と魅力を徹底分析

ログハウスが人気の理由

ログハウスは高い!手入れが大変!
そんな声もある中、なぜ多くの地方移住者がログハウスに憧れるのか。

今回は、人気の理由「ベスト3」をもとにログハウスの特徴と魅力を徹底分析しました

ミコちゃん

ミツオくん、 大人の隠れ家って知ってる?
なんか最近、パパが
大人の隠れ家でのんびりしたいって言ってたんだ。

ミツオくん

え、もしかしたらミコちゃんのパパ、
お仕事で疲れてるの?

ミコちゃん

いつも通り、リモートワークで
家でゆったり仕事してるよ。

ミツオくん

うーん、じゃあ、ひとりの時間がほしいとか?

ミツオくん

そういえば今、都会から地方へ移住した人たちに
隠れ家的なログハウスが人気らしいよ。

【ログハウスの特徴と魅力を分析】
ログハウスが人気の理由 ベスト3

【人気の理由1】
圧倒的な存在感

ログハウスは、無垢の木材をそのまま組み上げ、外観を見ても室内にいても、木の美しさやぬくもりを感じられる木造建築です。新建材を使った一般の住宅では得られない、独特の雰囲気と存在感が自然志向やアウトドア志向の人に特に人気です。

ログハウスには大きく分けて2つのタイプがあります。

一つはどっしりとした趣のある、丸太を組み上げたハンドカットのログハウス。もう一つは、すっきりとした印象のマシンカットの角ログを使ったログハウスです。

丸太を積み上げた憧れの元祖ログハウス

「丸太小屋」のイメージそのものの外観が、根強い人気のハンドカットのログハウス。ログビルダーという職人が手仕事で切り出した丸太をそのまま使って組み上げていくログハウスは、ワイルド感もあり自然に囲まれた環境にとてもマッチします。

その圧倒的な存在感は、森の中にあっても人目をひくため、自然の中にある宿泊コテージやカフェ、レストランなどの店舗でもよく見かけます。その心地よさを体験して、ログハウスファンになる人も多いといいます。

職人が手作業で皮を削り、チェーンソーでカットした木を丸ごと使う丸太ログは貴重で、しかも丸太を組み合わせるためのカットも経験と技術が必要となります。そのため、建築費用はマシンカットの角ログ材のログハウスよりも、やはり高めです。

また、木の柔らかいうちに皮を削るなどの加工を施すため、木材を十分に乾燥させる前に施工されることが多く、建ててから数年間はログ材の割れや反り、歪みが発生しやすいと言われます。

それでも手作り感とぬくもりを感じる「丸太の家」に憧れる人は多く、コツコツとセルフビルドで夢を実現する人も少なくありません。

自分で家を建てたりメンテナンスするといった手間暇をかけることもまた、ログハウスの魅力の一つなのかもしれません。

「地方移住してログハウスを建てたい」なら

多彩でスマートなマシンカットログハウス

手作り感のある重厚なハンドカットのログハウスと比べ、すっきりとした印象のログハウス。カントリー調のおしゃれな雰囲気の家など、さまざまな表情を持たせることができるのが、マシンカットの木材を使ったログハウスです。

あらかじめ機械で均一に加工された木材を組み上げて建てるため、手間もコストも抑えられ、比較的安定した品質も保たれます。そのため現在では、マシンカットのログハウスが主流となってきています。

外観も室内も壁面がすっきりと平面になったことでデザイン性も高められ、また室内に家具の設置がしづらいといった丸ログの難点も解消されます。

カントリー調や、北欧風、和モダンや西海岸風など、外観の色や建具、エクステリア、インテリアによって好みの雰囲気を実現しやすいのも、人気となっている理由です。

マシンカットのログの種類

マシンカットの木材には、いくつか種類があります。それぞれ出来上がりの雰囲気や特徴が違うので、家のイメージに合わせて選ぶことができます。

【角ログ】 

四角く切り取った角材で、外壁側も室内の壁側もフラットになります。すっきりとした印象で、間取りを考えやすく、どんなタイプにも使いやすいのが特徴です。木材の厚さにより断熱性や耐久性が違います。

【丸ログ・楕円ログ】

外壁側も内壁側も機械で丸くカットし、丸太のログハウスのような雰囲気になります。ハンドカットのログハウスよりもコストを抑えつつ、丸太のログハウスの雰囲気を楽しみたい人におすすめです。

【Dログ】

外側は丸く、室内側は平らにカットした「D」型のログ。外観は丸太のログハウスの雰囲気を出しつつ、室内の壁は凸凹がなくすっきりと家具が置ける、いいとこ取りのログ材です。

【ラミネートログ】

マシンカットのログ材の中でも、丸太を縦に真ん中から半分に切り、木材の芯の部分を外側にして張り合わせたログ材です。硬い木の中心部を外側にすることで強度を高め、乾燥によるひび割れも抑えることができます。

耐久性に優れているため、最近では住居用の家にはラミネートログを使うことが多くなっています。

<マシンカットログの一例>

【人気の理由2】
木の香りに包まれて暮らすここちよさ

無垢の木材を積み上げて建てるログハウスは、基本的に外壁材と室内の壁は木材そのものです。その独特の外観はもちろんですが、木に囲まれた室内の雰囲気や心地よさも人気の理由です。

天然素材である木に囲まれ、その自然の香りに包まれていることで、多くの人はぬくもりやリラックス効果を感じます。自然豊かな別荘地に多くログハウスが見られるのも、日常のストレスを和らげてくれる効果を感じるからでしょう。

また、ログハウスは究極の天然素材である木材で家を組み上げる工法のため、一般の住宅で多く使われる新建材に含まれる有害物質の心配がないという安心感も、人気の理由の一つです。自然回帰や健康志向の高まりとともに、天然素材の住宅はさらに注目を集めています。

【人気の理由3】
木の持つ特性による安全性や快適性

ログハウスの人気の理由には、見た目やライフスタイルに合うといった嗜好性だけではなく、天然素材でありながら住宅としての性能も高いという魅力にもあります。

高い耐震性能と耐久性

木材はその弾性により、地震などの自然災害に強いとされています。地震が起きた際は積み上げた木材同士が摩擦で揺れを吸収するため、ログハウスは耐震性が高いと言われています。

その証拠に、阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などの巨大地震でも、ログハウスの倒壊事例はないそうです。認定を受けたログハウスでは、国内の耐震性能テストでも「耐震等級3」という安全基準をクリアしています。

また、木は腐りやすいと思われがちですが、適切な環境とメンテナンスがあれば、ログハウスはかなり長持ちします。

日本最初のログハウスといわれる東大寺・正倉院は1000年以上経っていますし、法隆寺の木造建築も1000年以上も前に建てられたものです。これは木造建築の耐久性が高いことを証明しています。

さらに木には、時間が経って乾燥が進むと、さらに強度が増していくという特性があり、厚みのある木材で作られたログハウスも、時間とともに強くなっていくと言われています。

木は耐火性能が高い

「木はすぐ燃える」と考える人は多いのですが、実は厚みのある木は燃えにくい性質を持っています。木の表面は燃えると炭化して表面を覆うため、木の内部まではなかなか燃えません。

つまり、万が一火災になった際も対処する時間があるということ。逆に鉄骨などは高温になると一気に変形して崩れてしまいます。しかも木材は新建材とは違い、燃えても有害物質が出ません。

認定を受けたログ材を使ったログハウスは、その安全性が証明され、「準耐火建築物」として認定されています。

断熱性や防音性が高い

木は熱を通しにくいという特性を持っており、ログハウスで使用される厚みのあるログ材は、天然の断熱材となります。そのため、家全体が木に囲まれたログハウスは断熱性能が高く、冬は暖かく、夏は涼しい快適な住空間になります。

また、木は熱だけではなく余計な音も吸収し、心地よい音にしてくれます。多くの音楽ホールの内装に木が多く使われているのはそのためです。外の音を遮断し、室内の音は心地よく響かせる。木の室内にいると落ち着くのにはそんな理由もあるのかもしれません。

湿度を調節

木は生き物なので内部には無数の細胞があり、呼吸をするように室内の湿度を調節してくれます。室内の湿度が高い時は細胞が水分を吸収し、低くなると放出し、室内の湿度をコントロールしてくれるのです。

また、この自然の調湿作用と断熱作用があるため、室内の結露の発生も抑えられます。

地球にもやさしい

ログハウスは、環境に優しい自然素材の家です。また適切な環境とメンテナンスにより建物の寿命をかなり長くすることが可能なため、環境負荷も少なく、コストパフォーマンスにも優れているといえます。

また木材は再生可能な資源であり、CO2の吸収や削減につながるため、ログハウスは健康住宅であると同時に、環境にも優しい家なのです。

【まとめ】
なぜ人はログハウスに惹かれるのか

ログハウスは、その独特の外観やインテリアなど、見た目の嗜好性だけで選ばれているわけではありません。

ログハウスで使われている木材の特性が、そのさまざまな要因を作り出しています。五感に響く心地よさ、居住性能の高さによる快適さ、高耐久性能による安心感。そして、健康や環境の負荷への配慮もあります。

特に、「自然豊かな環境で心豊かに暮らしたい」という想いで地方へ移住を決める人たちには、「人に優しく地球にも優しい」ということは、大きな要因となるのかもしれません。

信州・長野県でログハウス生活をはじめませんか?

ミツオくん

もしかしたら、ミコちゃんのパパ、
隠れ家でも作るつもりなのかなぁ?

ミツオくん

ミニログハウスならセルフビルドも可能だし
一人でのんびりできるもんね。

ミコちゃん

うーん、なんか違う気がする…
以前、会社帰りに使ってた隠れ家らしいんだよねー。

ミツオくん

え、もしかしたら大人の隠れ家って、
「行きつけの静かなバー」とかっていうオチ?

自然が近い。空気がきれい。人があたたかい。
信州・長野県へ移住しませんか?