【信州・長野県への移住者】補助金・支援サービス（住宅支援・就業支援・起業支援・子育て支援）

2023-04-03

もくじ（クリックでジャンプします）

1. 長野県の移住支援/補助金　まとめ
2. 長野県の５つの移住支援　
3. 信州・長野県の情報
4. 【長野県・東信地域】自治体別　
移住のための主な支援情報サイト

長野県の移住支援/補助金　まとめ

ママ

長野県に移住を検討している友だちのために
移住のための支援制度をまとめたよ。

ミコちゃん

へぇー！いろいろあるんだねー！

長野県の５つの移住支援　

子育て世帯はもちろん、定年・リタイア後に移住を検討する人や、二地域居住（デュアルライフ）でオンもオフも充実させたい働き盛りの世代まで、地方移住を考える人は年々増え続けています。

「移住したい地域ランキング」では常に上位を誇る長野県ですが、その魅力は、自然の豊かさや暮らしやすさ、首都圏へのアクセスの良さ、だけではありません。

実は長野県では、国の地方創生事業を活用した、県内への移住支援に力を入れており、補助金や支援制度・サービスの充実度でも移住希望者の心を掴んでいます。

今回は、そんな長野県の移住者のための支援についてまとめました。

※各制度につきましては、市町村での受付期間が終了した場合や、自治体の年度予算に達したため事業終了した場合など、申請を受けていない場合がありますのでご注意ください。
（令和５年度の制度継続がまだ発表になっていない市町村もあります。各自治体にお問い合わせ、または地元の業者にご相談ください。）

※長野県の案内一覧は、このページの最後にまとめてあります。

１）住宅購入・リフォームの支援

長野県では、移住者向けに、住宅の新築・住宅購入・リフォームなどに対する補助金制度を、各自治体ごとに実施しています。（→UIJターン就業・創業移住支援事業）

住宅の取得などのために必要な融資を受ける際、金利の優遇が適用となる「移住者優遇住宅ローン制度」を提供している金融機関があります。（→「楽園信州ファミリー」会員特典）

また、「空き家対策」として、移住者に対して空き家をリノベーションする補助金を出す制度や、移住して創業・開業する人のために、中心市街地にある空き家をリノベーションして事業をする場合には補助金を受けられる「空き家再生事業」もあります。

自治体によってはリノベーションの費用だけではなく、引越し費用等も対象になる自治体もあります。

例えば上田市では、改修工事費用から引越業者又は運送業者へ支払った引越費用、レンタカー料金、引越しに係る区間の有料道路利用料及び燃料費、なども補助対象となっています。

■楽園信州ファミリー（無料会員）／長野県移住ポータルサイト

長野県への移住・二地域居住を希望される方を対象とした無料会員制度。移住や住宅の取得などの際、様々な特典が受けられる。

→会員支援制度一覧
https://www.rakuen-shinsyu.jp/modules/rakuen_family/privilege/

■長野県の移住者支援一覧
https://www.rakuen-shinsyu.jp/modules/support/

２）就職支援「UIJターン就業・創業移住支援事業」

長野県では、県内への移住促進を図るため、東京圏（埼玉県、千葉県、東京都及び神奈川県）、愛知県又は大阪府から移住して就業又は創業をしようとする人へ、「移住支援金」を支給しています。

移住支援金の申請は、「移住してから３か月以上１年以内」かつ「移住後就業してから３か月以上、または創業支援金の交付決定から１年以内」に、移住先市町村の窓口から行います。

移住支援金　　

県内で長野県が支援する企業等へ就業した場合
単身の場合最大 60万円、2人以上世帯の場合最大 100万円支給されます。
また、18歳未満の世帯員１人につき最大30万円加算されます。

創業支援金　　

長野県内で地域課題解決に資する社会的事業の創業、事業承継、第二創業をする場合、
最大 200万円（補助率1/2）支援されます。

■長野県移住支援金対象求人サイト
https://uij-matching.pref.nagano.lg.jp/

■「UIJターン就業・創業移住支援事業」
https://www.pref.nagano.lg.jp/rodokoyo/sangyo/rodo/koyo/kyufukin/20190401.html

■「UIJターン就業・創業移住支援事業」実施市町村情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/rodokoyo/rodo/koyou/ijyu_shityoson.html

Uターン・Iターン・Jターンとは

「Uターン」とは、地方で生まれ育った人が都会の学校へ進学後に、故郷へ戻って就職すること。
「Iターン」とは、都会で生まれ育った人が都会で就職し、その後地方に移住して働くこと。
「Jターン」とは、地方で生まれ育った人が都会に就職し、その後生まれ故郷とは別の地方に移住して働くこと。

３）子育て支援

長野県では、子育て支援の取り組みが充実している市町村も多く、保育所の新設や保育料・医療費の減免、子育て支援センターの設置などが行われています。また、子ども手当給付金や出産祝い金の支給を行っている地域もあります。

子育て世帯が県外から移住する場合、家の新築やリフォームの際の「移住支援金・住宅補助金」などの対象として、さまざまな優遇措置があったり、補助金額が可算されます。

例えば、「UIJターン就業・創業移住支援事業」では、長野県や移住先市町村が定める要件を満たした単身世帯には最大60万円、2人以上の世帯に最大100万円支給されますが、18歳未満の子どものいる世帯の場合、子ども1人あたり最大30万円を追加で可算されます。

つまり、両親と子ども1人で移住したら最大130万円、子どもが2人の場合なら最大160万円支給されるということになります。（2022年度の場合）

４）農業を仕事にするための支援

長野県では、次世代の農業の担い手を育成するための取り組みをしており、移住者に向けた就農支援も積極的に行っています。

例えば「長野県農業担い手育成基金」では、農家の里親制度による技術研修や農地の貸し出し、農業経営支援、住宅補助など、長野県での就農を、資金面・技術面でサポートしてくれます。

支援の一例　

【上田市】

2年間の農業研修期間中14～15万円/月の給料支給。その後研修地で自立するために、「新規就農者育成総合対策経営開始資金」より、年間150万円が最大３年間支給される。

【東御市】

(1)就農希望者受入住宅
里親研修生用の住宅を格安で最長3年間貸し出し。

(2)新規就農者等補助事業
果樹苗木の購入にかかる費用の50％、農地の賃借料の50％、就農研修者住宅の入居、その後の家賃の一部を補助、農業研修の参加費の50％が補助される。

■里親制度（県の制度）
新規参入者の就農を支援する意欲ある農業者「里親」のもとで、農業経営を開始するための2年程度の実践的な研修を行います。

■長野県新規就農情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/noson/sangyo/nogyo/shinki/nogyo/index.html

■長野県就農支援Webサイト／デジタル農活信州
就農のための情報や、就農地の検索、「信州就農Web相談会」などのイベント情報も掲載。
https://www.noukatsu-nagano.net/

５）移住を検討中の人のための支援（施設や制度）

長野県では、移住を考えるための施設や制度、または移住者が地域に定着するための、様々な環境整備を推進しています。例えば、地域交流センターやコワーキングスペース、レンタル農園などがあります。

移住を検討中の人のための滞在・活動費の補助

「佐久市移住検討者滞在費補助金」
佐久市への移住や二地域居住を検討している人が、仕事探しや住居探し目的等で佐久市に滞在する際にかかる経費の一部を補助。
https://www.city.saku.nagano.jp/kanko/ijyuteijyu/shien/saku_taizaihi_hojokin.html