【2022年春 花粉情報】スギ花粉の飛散ピークはいつ?
「おすすめの花粉症対策についてもまとめたよ」
暖かくなってくるとともに、毎年やってくる花粉症。
「今年の花粉は多いの?」「ピークはいつ?」と気になる方も多いと思います。
もうすでにピークを迎えているいる地域もありますが、花粉症対策は、薬だけでなく、食事や外出時など日常生活でもできることがたくさんあります。ちょっとした気配りや対策で、少しでも楽に花粉症のシーズンを乗り越えたいですよね。
家事が大変って言ってたよ。
早めに対策しておけば症状を少なくできるみたいだよ
じゃあ、今からでも対策したほうがいいよね。
一緒に調べてみようか。
【最新情報】今年の花粉飛散予報
もうすでに西日本を中心に花粉が飛び始め、ピークを迎えている地域もあります。今後の花粉について、ピーク情報や花粉の量などを調べました。
今年のスギ花粉の状況は?
冬が終わるころ、暖かくなる時期にスギ花粉が飛び始めます。
東京では、2月17日にスギ花粉の飛散開始が発表されました。20日時点で、東京都を含む1都13県で花粉の飛散が確認されています。
長野県では3月上旬より飛散が始まり、暖かい日には飛散が増えています。
北陸より北では3月上旬から4月上旬ころに飛散が始まる予報です。関東などは例年通りでしたが、冬の寒波の影響が強い地域は、例年より遅くなっているようです。
【参考】ウェザーニュースより
https://weathernews.jp/s/topics/202202/200055/
スギ花粉の量は例年より多いの?
スギは、前年の夏の間に花粉を形成します。花粉の量は、この夏の日照時間が深く関係していて、雨が少なく日照時間が多ければ、花粉の量はより多くなります。
地域によってばらつきはありますが、例年と比較すると、東北の北側の地域と北海道は多いようですね。反対に関東から九州にかけては、例年並みかやや少ない予報となっています。
昨年との比較では全体的に多い傾向です。去年は平気だった、という方も対策をしっかりしておきましょう。
今日の花粉の飛散量が気になる方はコチラをチェック
【日本気象協会】
https://tenki.jp/pollen/
スギ花粉のピークはいつ?
スギ花粉のピークは、飛散開始から1週間~10日ほどで訪れます。ピークの時期は、だいたい半月から1か月ほどで終わります。そのあとすぐにヒノキ花粉の飛散も始まりますので、こちらも注意しておきましょう
飛散開始が早かった九州から関東の地域では、3月上旬からピークが始まっています。東京でも3月上旬からピークに突入。その後はひのき花粉のピークがやってきます。
長野県では、3月下旬ころに飛散ピークが予想されています。
北陸、東北でも3月下旬以降になりそうですが、暖かい日が続くと飛散量は増えますので注意が必要です。
スギ花粉以外の花粉症について
花粉といえば、春に飛散するスギ花粉が有名ですが、スギ以外にも花粉症の原因となる植物があります。
春だけでなく、1年を通して鼻炎などの症状に悩まされている方は、もしかしたらこれらの花粉が原因かもしれません。花粉症を引き起こすスギ以外の植物を紹介します。
ヒノキ(ヒノキ科)
ヒノキ花粉の飛散時期は3月から5月ごろです。スギより少し後に始まります。症状も鼻水やくしゃみなどスギと似通った部分があります。人によっては、頭痛、不眠などの症状が出てくることもあるようです。
シラカバ・ハンノキ(カバノキ科)
シラカバ花粉の飛散時期は4月から6月ごろです。スギやヒノキの花粉が少ない北海道でよくみられる花粉症です。この症状に悩まされる方は、リンゴや桃などの果物でかゆみを引き起こす口腔アレルギーの症状が現れることもあります。
ハンノキ花粉の飛散時期は1月から6月ごろです。こちらは日本全域でみられる花粉症ですね。シラカバ花粉と同様に口腔アレルギーを発症することがあります。
カモガヤ・オオアワガエリ(イネ科)
イネ科の花粉は、5月から9月ごろに飛散します。鼻水、くしゃみ以外にも皮膚のかゆみなどを発症しやすい特徴があります。子供が遊ぶ河川敷などにも多く生息しているため、子どもの患者がよくみられます。
ブタクサ・ヨモギ(キク科)
キク科の花粉は、8月から10月ごろに飛散します。秋の花粉症の主な原因と考えられています。特にブタクサは、スギ・ヒノキに次いで多くみられる花粉症です。道端や河川敷などの身近な場所に生息しているため、散歩などで近くを通る際には気をつける必要があります。
おすすめの花粉症対策
花粉症は鼻の粘膜が花粉に対して過敏になることで引き起こされます。薬でも改善しますが、日常生活でも少し気をつけるだけでも、症状がやわらぐことがあります。
症状が出る前、または症状が出始めたばかりのときに対策をしておいた方が、より少ない症状で花粉シーズンを乗り越えることができます。早め早めの対策が大切ですね。
アレルギー薬について
実は花粉症を完全に治す薬はありません。
ですが、症状に合わせて適切に薬を飲むことで、発症を遅くしたり症状をやわらげたりすることができます。
花粉症には「抗ヒスタミン薬」が有効です。抗ヒスタミン薬は鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状を抑える薬で、花粉症の薬として病院でも処方されます。アレルギー用鼻炎薬として市販の薬もあり、薬局でも購入できます。
第1世代抗ヒスタミン薬と第2世代抗ヒスタミン薬があり、第2世代抗ヒスタミン薬は、副作用が少なく、症状が出る前から服用することができます。第1世代抗ヒスタミン薬は、症状がつらいときに短期的に飲むのに効果的な薬です。第2世代抗ヒスタミン薬と比べて眠気などの副作用が現れやすくなっています。
目の症状がつらいときには、これらの飲み薬に抗ヒスタミン点眼薬を合わせて使いましょう。
アレルギー症状は人それぞれです。まずはかかりつけの耳鼻科や眼科、薬局に相談することをオススメします。
食事や生活について
毎日の食事や生活にも気をつけることは、症状の軽減にもつながります。
花粉症を改善するとされる重要な栄養素は、「乳酸菌」と「食物繊維」です。
花粉アレルギーの症状をおさえるには、体内の免疫細胞が深くかかわってきます。腸には多くの免疫細胞が集まっているため、腸内環境を整えるこれらの栄養素が花粉症対策に効果的です。
乳酸菌などの善玉菌は、腸の運動を活発化し、健康維持や老化をふせぐ効果もあります。
また、規則正しい生活やストレスの軽減、バランスの取れた食事も、健康や免疫機能の維持につながります。糖分や脂質はできるだけ避け、野菜などを積極的にとっていきましょう。お酒やたばこなどもアレルギー症状をひどくさせる恐れがあるため控えめに。
外出時の注意点
外出時には、花粉をふせぐために帽子やマスクを忘れないようにしましょう。サングラスやメガネなども効果的です。花粉用のゴーグルもおすすめです。
また、ウール素材でできた服は、木綿や化学繊維でできた服に比べて、表面に花粉がつきやすく、室内に持ち込みやすいです。外出には、表面に凹凸の少ない素材の服を選ぶと良いですね。花粉がつきにくい素材のコートなども販売されています。
花粉が飛びやすい条件にも注意しましょう。
以下のような日は花粉が飛びやすいので、外出を避けるのも花粉症対策になります。
- 雨が降った次の日
- よく晴れて、気温が高く湿度が低い日
- 風が強い日
これに対して、雨の日や気温の低い日は花粉が飛びにくいです。なるべく、この日のうちに用事を済ませておきたいですね。
外から帰ったら?
家の中で気をつけることは、家の中に花粉を持ち込まないことです
家に入るときや、家の中でもちょっと気をつけることで、症状を和らげることができます。
まずは外出先から家に着いたら、玄関に入る前に服や帽子に着いた花粉を払い落としましょう。室内に入った後は、すぐに手と顔を洗い、うがいをすると効果的です。
家での対策は?
家での対策としては、まず洗濯物は外に干さないのは鉄則。
また、掃除はまめにするといいのですが、花粉が飛び散らないように、掃除する時はお掃除シートなどで拭き掃除をしてから掃除器具を使いましょう。
空気が乾燥しているとより舞いやすいので、加湿をするのも効果的です。
花粉を除去してくれる空気清浄機も有効ですが、部屋の広さに合わせた性能のものを使ったり、フィルターの清掃や交換をしないと効果が得られなくなってしまうので注意が必要です。
そして現在、多くの方が悩んでしまうのが家の換気。ウィルス対策のためにも換気はしておきたいけれど、花粉が家の中に入ってくるのも避けたいですよね。家にはたいてい換気口がありますが、花粉の入り込まないフィルターの設置をすると安心です。
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https://mitsuyakogyo.co.jp/unite_blog/202203kafunsyo2/
これでママの花粉症も楽になるかなー?
あとは、家に入ってきた花粉を掃除したり
換気の仕方を工夫すると、さらによくなるよ。
でもママも私もいそがしいから、
お掃除はパパお願いねー!
家の換気は健康面だけではなく、家の断熱性や耐久性にも関わることもあるのでけっこう大事です。
換気システムが古くなっていたり、性能が発揮できなくなっていると、花粉症やホコリだけではなく湿度の調整にも影響し、結露やカビの原因にもなります。
不安な方は ぜひ信頼のおける業者にご相談ください。